明石市で瓦屋根からガルバリウム鋼板に葺き替えたらどうなる?メリットと費用相場

瓦屋根

「最近、瓦がズレてきた気がする…」
「地震が多いから屋根を軽くしたい」
「塩害や台風のたびに瓦が心配になる」

明石市にお住まいの方から、こうした声を多くいただくようになりました。

実際、築30年以上の住宅では瓦屋根の老朽化が進んでおり、耐震性・耐候性・メンテナンスの面から「ガルバリウム鋼板への葺き替え」を検討されるケースが増えています。

この記事では、

  • 明石市における瓦屋根のデメリット
  • ガルバリウム鋼板に葺き替えるメリット
  • 葺き替え工事の費用相場
  • 実際の施工事例

などを、地域性や気候を踏まえて詳しく解説していきます。

目次

明石市で瓦屋根をそのままにしておくリスクとは?

明石市は播磨灘に面しており、年間を通じて潮風や台風の影響を受けやすい地域です。

特に、魚住町・大久保町・東朝霧丘などの海に近いエリアでは、瓦屋根の劣化や損傷が目立ってきています。

■ 重さによる耐震リスク

和瓦は1坪あたり約150kg以上という非常に重い建材です。

屋根全体の重量が大きいため、地震の際には建物の揺れを増幅させ、倒壊リスクが高まる要因になります。特に昭和期以前に建てられた耐震基準が低い住宅では、早急な対応が求められます。

■ 台風による飛散リスク

瓦は1枚ごとに並べて載せている構造のため、ズレや浮きが起こりやすく、強風で飛ばされやすい特徴があります。

実際、明石市では台風後に「瓦が道路に落ちていた」「瓦が隣家の車を直撃した」などの被害報告もあり、周囲への影響も無視できません。

■ 塩害による漆喰・下地の劣化

明石市のような沿岸地域では、潮風に含まれる塩分が瓦の隙間から内部に浸入します。

これにより漆喰が剥がれたり、野地板や垂木が腐食したりするケースが多く見られます。内部構造の腐食が進むと、雨漏りや構造上の安全性にも関わります。

■ メンテナンス頻度とコスト

瓦自体は耐久性のある素材ですが、漆喰の補修・棟瓦の積み直し・割れた瓦の差し替えといった細かいメンテナンスが必要です。

これらを定期的に行わなければ雨漏りや瓦落下の原因となり、結果的に修繕費用がかさむ可能性があります。


ガルバリウム鋼板とは?瓦屋根との違いを比較

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板」とは、アルミニウム・亜鉛・シリコンから構成された合金メッキを施した鋼板で、金属屋根材の中でも特に耐久性・耐候性・防錆性に優れた素材です。

近年では戸建て住宅や公共施設など幅広く採用されており、特に明石市のような塩害の多い沿岸地域に適しています。

■ ガルバリウム鋼板の主な特徴

  • 軽量で建物への負担が少ない:瓦屋根の約1/10の重さで、耐震性の向上に直結します。
  • 高い耐久性と耐候性:紫外線・酸性雨・塩分に強く、メンテナンス頻度が低減されます。
  • サビに強い合金構造:長期間サビにくく、美観も維持しやすいのが特長。
  • 多彩なデザイン:スタイリッシュな外観から、瓦風デザインまで選べます。

■ 瓦屋根との違いを比較

項目瓦屋根ガルバリウム鋼板
重さ約60kg/m²(非常に重い)約5〜6kg/m²(非常に軽い)
耐震性建物に負担がかかる軽量で揺れに強く、倒壊リスクを軽減
耐風・耐災害性台風で飛散しやすい施工一体型で飛びにくく災害に強い
塩害・サビ耐性潮風で漆喰や下地が劣化しやすい合金の作用でサビに強く、明石市の気候に適合
メンテナンス性定期的な漆喰補修や瓦差し替えが必要基本ノーメンテまたは低頻度で済む
意匠性伝統的で重厚感のある外観スタイリッシュ・和風調も選べる
耐用年数の目安約40〜50年(構造次第で延命可能)約25〜35年(製品により異なる)

瓦屋根にも長所はありますが、明石市の気候・災害リスク・建物構造の老朽化を踏まえると、ガルバリウム鋼板への葺き替えは現実的かつ合理的な選択肢として注目されています。


明石市でガルバリウム鋼板に葺き替える5つのメリット

屋根葺き替え工事の施工事例

1. 耐震性の大幅アップ

屋根が軽くなることで建物の重心が下がり、地震時の揺れを軽減。耐震等級アップにつながる可能性も。

2. 台風・強風に強い

一体化された施工で瓦のように「飛ぶ」心配がなく、風災対策として非常に有効です。

3. 塩害に強い素材

明石市のような潮風にさらされる地域でも、適切な塗装とメンテナンスで長期耐久が可能。

4. メンテナンスがラク

塗装仕様によっては15年以上ノーメンテナンス。瓦の差し替えや漆喰補修の手間が不要になります。

5. 意匠性の選択肢が豊富

最近では「瓦風デザインのガルバ鋼板」も登場し、和風の外観を保ちつつ機能性を確保できます。


瓦からガルバリウムに葺き替える費用相場は?

悩む女性

ガルバリウム鋼板への葺き替えには、既存瓦の撤去から野地板や防水シートの交換まで含まれます。以下は30坪(約100m²)前後の目安です。

工事項目費用相場
既存瓦の撤去・処分20万〜30万円
野地板・防水シート交換15万〜25万円
ガルバリウム鋼板葺き替え(本体+施工)60万〜90万円
足場・諸経費15万〜25万円
合計費用(目安)110万〜170万円

補足ポイント

  • 屋根の形状や勾配が急な場合、安全対策や作業工数が増えるため、費用が上がる傾向があります。
  • 下地が腐食している場合は、補修・張り替え費用が追加されることもあります。
  • 遮熱仕様や断熱材付き屋根材を選ぶ場合は、+10〜20万円程度を見込んでおくと安心です。
  • 明石市のように潮風や台風の影響を受けやすい地域では、防錆加工や高耐久材を選ぶのが費用対効果に優れます。

まずは現地調査のうえで、見積もりを依頼してみることをおすすめします。


明石市での実際の施工事例

【事例1】魚住町|築40年の和瓦を軽量屋根に変更

  • 工事内容:瓦撤去+野地板増し張り+遮熱ガルバ鋼板施工
  • 施工日数:7日間
  • 費用:約145万円(税込)
  • お客様の声:「地震が来ても安心できるようになりました。見た目もスッキリして大満足です」

【事例2】松が丘|劣化した瓦屋根をモダンにリフォーム

  • 工事内容:瓦撤去+ガルバ屋根+棟板金新設+雪止め設置
  • 施工日数:6日間
  • 費用:約135万円(税込)
  • お客様の声:「台風で瓦が飛んでからずっと不安でしたが、これで安心です」

よくある質問(FAQ)

Q1. 瓦からガルバに変えると家の見た目が浮きませんか?

A. 最近は瓦風デザインのガルバもあり、外観を損なわずに施工可能です。 ガルバリウム鋼板には、瓦調や横葺きタイプ、立平葺きタイプなどさまざまな意匠があり、和風住宅にマッチする製品も豊富にあります。見た目の違和感を抑えつつ、機能性を高めることが可能です。

Q2. 雨音がうるさいと聞いたのですが、本当ですか?

A. 遮音材や断熱材を併用することで、雨音の問題は十分に軽減できます。 施工時に下地材に遮音・断熱性能のある素材(グラスウールやウレタンフォームなど)を併用することで、音の伝達を抑えることができます。室内で気になるほどの音にはなりません。

Q3. ガルバリウム鋼板ってサビないの?

A. 適切に施工・メンテナンスすれば20年以上サビの心配はほとんどありません。 アルミと亜鉛の合金メッキにより、従来のトタンに比べてサビに非常に強く、沿岸部の明石市でも高い耐久性を発揮します。ただし、切断面や傷が露出して放置された場合はサビの原因になるため、補修は早めに行うと安心です。

Q4. ガルバ屋根は断熱性が低いって本当?

A. 素材単体では熱伝導率が高いですが、遮熱塗装や断熱材の併用で問題ありません。 近年のガルバリウム鋼板は遮熱性能を備えた塗料や断熱パネルとの組み合わせで、夏の暑さ対策にも十分対応可能です。明石市のような温暖地でも快適に過ごせます。

Q5. 火災保険や補助金は使えますか?

A. 自然災害による損傷が起きた場合、火災保険が使える可能性があります。 台風などで瓦が飛散し、その補修の一環としてガルバ屋根へ葺き替える場合は、保険申請が可能です。また、自治体によっては耐震改修の一環として補助金制度が利用できることもあるので、事前に明石市役所などに確認しましょう。

Q6. 葺き替えとカバー工法(重ね葺き)の違いは?

A. 葺き替えは既存屋根を撤去し新しい屋根材に交換、カバー工法は既存屋根の上に新たな屋根材をかぶせる方法です。 瓦屋根の場合はその重さと形状からカバー工法ができないため、原則として葺き替え工事になります。スレートや金属屋根とは工法が異なるので注意が必要です。

Q7. 葺き替え工事にはどれくらいの期間がかかりますか?

A. 標準的な住宅(30坪前後)で5〜8日程度が目安です。 天候や屋根形状、下地の傷み具合によっては延長になることもあります。台風や雨の多い時期を避けて工事することで、スムーズに完了します。

Q8. 屋根以外の工事も一緒にできますか?

A. はい。外壁塗装、雨樋交換、太陽光パネルの再設置なども同時施工が可能です。 足場を一度に組むことでトータルコストを抑えることができ、屋根以外の気になる部分もまとめてリフォームできるのがメリットです。

Q9. 葺き替え後のお手入れはどうすればいいですか?

A. 基本的に大きなメンテナンスは不要ですが、5〜10年ごとに点検をおすすめします。 特に台風後などは棟板金の浮きやサビなどの早期発見のため、定期点検が効果的です。高所作業は危険なので、専門業者に依頼しましょう。

Q10. ガルバリウム鋼板の寿命は何年くらいですか?

A. 製品にもよりますが、25〜35年程度が目安です。 遮熱塗装や断熱材との組み合わせ、防錆処理がしっかりしていれば、明石市のような塩害エリアでも30年以上の耐用年数が見込めます。


まとめ|明石市で瓦屋根からガルバリウム鋼板に変えるなら今がチャンス!

  • 瓦屋根は見た目は良いが重く、塩害や台風に弱い
  • ガルバリウム鋼板は軽量・高耐久・低メンテで塩害にも強い
  • 耐震性・耐風性の向上を目指すなら最適な屋根材
  • 葺き替え費用は110万〜170万円が目安
  • デザインも豊富で、和風住宅にも対応可能

専門家コメント|株式会社マックスリフォーム 代表 杉本 匡志

杉本匡志
株式会社マックスリフォーム 代表 杉本 匡志

明石市では地震や台風に備えて、瓦から軽量な屋根材へのリフォーム相談が増えています。

特に塩害の影響を受けやすい沿岸部では、ガルバリウム鋼板は非常に有効な選択肢です。

工法や製品選びによって快適性や耐久性も大きく変わるため、ぜひ専門家による診断を受けてみてください。

お問合せ・無料点検はこちら

株式会社マックスリフォーム
神戸支店:〒657-0836 兵庫県神戸市灘区城内通4-2-31栄ビル南棟211

✉メール無料相談はこちら

お問い合わせはこちらから!

私たちは単なる家づくりではなく、
あなたの人生をより豊かにする住まいづくりのパートナーでありたいと考えています。
ぜひ、あなたの想いをカタチにするお手伝いをさせてください。

ご質問、ご相談、見学のご予約など、お気軽にご相談ください。

目次