明石市の潮風に強い塗料はこれ!屋根塗装で長持ちさせるコツとは

「屋根の塗装がすぐに色あせてしまう」
「海沿いだからサビや劣化が早い気がする」
「何度も塗り直しになるのは避けたい」
明石市は播磨灘に面した海沿いのまちで、潮風による塩害の影響を受けやすい地域です。
とくに大久保町、魚住町、松が丘、東朝霧丘などのエリアは、年間を通して潮風が吹き付けやすく、住宅の屋根や外壁の塗膜が早期に劣化する傾向があります。
この記事では、明石市における屋根塗装のポイントとして、
- 潮風による劣化のメカニズム
- 塩害に強い塗料の選び方
- 長持ちさせる施工のコツ
- 明石市での塗装事例と費用相場
などを詳しく解説していきます。屋根塗装で後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。
潮風で屋根塗装はどう劣化する?明石市特有のリスクとは

潮風には塩分が含まれており、これが住宅の屋根材や塗膜にさまざまな悪影響を与えます。明石市のような海沿いエリアでは、以下のような塩害リスクがあります。
塩害による主な劣化症状
- 塗膜の剥がれ・浮き
- 塩分が塗膜内部に浸透し、密着力を低下させることで剥がれや膨れが発生。
- 塩分が塗膜内部に浸透し、密着力を低下させることで剥がれや膨れが発生。
- 金属部のサビ
- トタン屋根や板金部(棟板金・雨樋金具など)が赤サビ・白サビを発生。
- トタン屋根や板金部(棟板金・雨樋金具など)が赤サビ・白サビを発生。
- 変色・退色
- 紫外線と塩分の相乗効果で色あせが通常より早く起きる。
- 紫外線と塩分の相乗効果で色あせが通常より早く起きる。
- 屋根材の劣化促進
- スレート屋根の基材や下地が塩分で劣化・ひび割れを起こす。
- スレート屋根の基材や下地が塩分で劣化・ひび割れを起こす。
明石市の気候による影響
- 年間を通して湿度が高く、塩分の結晶化が起きにくいため、常に屋根表面に塩分が付着している状態。
- 台風や冬の季節風で飛来する海水のミストが、住宅の高所まで付着。
潮風に強い塗料とは?おすすめ塗料3選とその特徴

塩害地域での屋根塗装には、耐塩性・耐候性・防サビ性能が重要です。明石市でおすすめの塗料を3種類紹介します。
1. フッ素系塗料(例:ルミステージ、セラMフッソ)
- 耐用年数:約15〜20年
- 特徴:塩分や紫外線に非常に強く、長寿命。
- メリット:美観が長持ちし、塗り替え頻度を大きく減らせる。
- デメリット:価格がやや高め(㎡単価4,000〜5,000円)
2. 無機系塗料(例:アステックペイント 無機ハイブリッド)
- 耐用年数:約18〜25年
- 特徴:無機成分による耐候性・防汚性・耐塩害性。
- メリット:汚れもつきにくく、熱にも強い。
- デメリット:初期費用は高いが、長期で見ると経済的。
3. シリコン系高耐候塗料(例:プレミアムシリコン)
- 耐用年数:約10〜15年
- 特徴:価格と性能のバランスが良い。
- メリット:コスパが高く、標準的な選択肢として人気。
- デメリット:海沿いではやや耐久力に不安あり。
屋根材別の塗装アドバイス

屋根塗装の成功は、塗料選びだけでなく、現在使用されている屋根材との相性を考えることも重要です。
ここでは、主な屋根材別に適した塗料と注意点をまとめます。
1. スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)
- おすすめ塗料:フッ素系塗料、無機塗料、遮熱シリコン系塗料
- 注意点:経年劣化により表面が脆くなっていることがあるため、高圧洗浄と下地処理を念入りに行う必要があります。
- 明石市でのポイント:潮風による早期退色・コケ発生が多く、遮熱性と耐塩性を兼ね備えた塗料が理想的です。
2. 金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)
- おすすめ塗料:無機塗料、フッ素系塗料+防錆プライマー
- 注意点:サビが発生している場合は、ケレン(研磨)+防錆処理が必須。
- 明石市でのポイント:沿岸部ではサビの再発リスクが高いため、防錆処理の質が仕上がりを左右します。
3. セメント瓦
- おすすめ塗料:高耐候シリコン、フッ素系塗料
- 注意点:塗装前に吸水具合をチェックし、プライマーでの密着強化が必要。
- 明石市でのポイント:湿気による藻・カビ発生が多く、耐水性・防カビ性能のある塗料が効果的です。
4. 和瓦(釉薬瓦・いぶし瓦)
- おすすめ塗料:基本的に塗装は不要
- 注意点:表面に釉薬(ガラス質のコーティング)があるため、塗料が密着せず剥がれる可能性が高い
- 明石市でのポイント:塗装よりも漆喰補修や瓦の差し替えで対応するのが一般的です。
長持ちさせるための屋根塗装のコツ5選

塗料の性能だけでなく、施工の質や下地処理も耐久性に大きく影響します。明石市で屋根塗装を成功させるためのポイントを整理します。
1. 高圧洗浄で塩分・汚れを徹底除去
塩分やカビ、コケを残したまま塗装すると、すぐに剥がれてしまいます。強力な高圧洗浄機を使って、屋根表面をしっかり洗浄するのが基本です。
2. 下塗り・中塗り・上塗りの3工程を省略しない
下地と塗料の密着力を高める「下塗り」は特に重要。手抜きされやすい工程でもあるので、3回塗りがきちんと行われるか確認しましょう。
3. 錆止め処理を丁寧に行う
金属屋根や板金部には、塗装前に防錆プライマーを塗るのが必須です。これを省くと、数年でサビが再発する恐れがあります。
4. 風の少ない時期・天候で塗装する
春〜梅雨前、または秋がベストシーズン。強風時は塗料の飛散・乾燥不良が起きやすく、施工不良の原因になります。
5. 塗料メーカーの仕様通りの希釈率・乾燥時間を守る
適正な塗膜厚を確保することで、耐久年数どおりの性能を発揮できます。経験豊富な職人のいる業者を選ぶことが重要です。
明石市の屋根塗装時によくあるトラブル・失敗例とその対策

ケース1:安価な塗料を選んで3年で塗膜が剥がれた
状況:他社で価格優先でアクリル系塗料を選んだが、明石市の海風で塩分が浸透し、3年で塗膜が浮いて剥がれてしまった。
原因:塩害地域に不向きな塗料の選定。
対策:フッ素や無機塗料など、塩分や紫外線に強い塗料を選ぶこと。目先の価格だけで選ばず、環境に合った耐久性を重視すべきです。
ケース2:明石市内の業者で施工したが、2年で金属部にサビが再発
状況:棟板金のサビを一度塗装で隠したものの、下地処理が不十分だったため、短期間でサビが浮き出て再発。
原因:防錆処理の省略、もしくは不十分な下地研磨とプライマー処理。
対策:金属部分には徹底したサビ落とし+防錆プライマー処理を行うこと。下地処理の内容を見積書に明記してもらうと安心です。
明石市での屋根塗装 施工事例と費用の目安
【事例1】松が丘|スレート屋根+フッ素塗料|約92万円
- 屋根面積:約90m²
- 工事内容:高圧洗浄+3回塗り+棟板金の防錆処理
- 使用塗料:ルミステージ(水性フッ素)
- 工期:約6日間
ポイント:潮風の影響が強いため、耐久重視でフッ素塗料を選択。
【事例2】魚住町|金属屋根+無機塗料|約105万円
- 屋根面積:約85m²
- 工事内容:サビ除去+防錆下塗り+2液型無機塗装
- 使用塗料:無機ハイブリッド系
- 工期:約7日間
ポイント:沿岸部に近く、塩害と熱対策を重視。
【費用目安表(足場込み)】
塗料の種類 | 耐用年数 | 平均価格帯(30坪) |
シリコン塗料 | 10〜15年 | 70万〜90万円 |
フッ素塗料 | 15〜20年 | 90万〜110万円 |
無機塗料 | 18〜25年 | 100万〜120万円 |
よくある質問(FAQ)
Q1. 潮風による劣化は、どのくらいの距離の家まで影響しますか?
A. 海から2km以内のエリアは特に注意が必要です。
潮風に含まれる塩分は風に乗って飛来し、2km以上内陸まで達することもあります。風向きや周囲の地形にもよりますが、明石市では広範囲にわたり塩害のリスクがあります。
Q2. 年間を通して塗装に向いている時期はいつですか?
A. 春(3〜5月)と秋(9〜11月)が最適です。
湿度が低く、気温も安定していて塗料の乾燥に適した季節です。梅雨・台風シーズンは避けるのが基本です。
Q3. 塗装前の屋根点検は無料でやってもらえますか?
A. 多くの地元業者が無料点検を実施しています。
弊社でも、写真付きの点検報告書とともに無料で見積もりをご提出しております。
Q4. 塗装以外の方法で塩害対策はできますか?
A. 材料選定や棟板金のステンレス化、防水シートの強化なども有効です。
塗装と同時に屋根全体の状態を見て、構造的な対策を行うことも効果的です。
Q5. 火災保険は塗装に使えますか?
A. 原則として、経年劣化に対する塗装工事には保険は適用されません。
ただし、台風で屋根材が飛散し、それが原因で塗装が必要になった場合などは対象になる可能性もあります。
まとめ|潮風に負けない屋根塗装で明石の家を長持ちさせよう!
- 明石市は塩害リスクの高い地域で、塗膜や金属部の劣化が進行しやすい
- 屋根塗装にはフッ素・無機など耐塩性に優れた塗料がおすすめ
- 高圧洗浄・防錆処理・3回塗りなどの基本施工を守ることが耐久性のカギ
- 塗装費用は塗料ごとに異なるが、長寿命の塗料ほどコスパは高い
- 地元での施工実績と塩害対策に強い業者選びが重要
専門家コメント|株式会社マックスリフォーム 代表 杉本 匡志

明石市では塩害による屋根の劣化が想像以上に早く進むことが多く、通常の塗料では持ちが悪いケースがあります。
塗料選びと同じくらい重要なのが、下地処理や施工の丁寧さです。当社では、立地・環境・屋根材に応じた最適な塗料をご提案し、長持ちする施工を心がけています。
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株式会社マックスリフォーム
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